魚 は切り身より一匹買いにかぎる

最近は、スーパーなどのショーケースには魚は切り身で並ぶケースが多くなりました。一匹買いしようと探しても、パックに詰められた切り身しか見かけないことが多くなってきたのです。そこで、諦めて切り身を購入するか、わざわざ街のさかな屋さんまで足を運んで、やや高い料金を払って一匹買いするしかなくなります。こうして、ほかの食材とともに一緒に買える手軽なスーパーなどに切り身しかなくなると、魚 全体の姿を見る機会はどんどん少なくなります。その結果、アジとサバの区別さえつかないような、魚 そのものにあまり関心のない人が多くなっていくのです。とくに、子どもたちはいろんなことを親に教わって知ることが多いので、親が関心を抱かなくなると、子どもが持つ知識も少なくなり、魚 そのものにも興味を持つことがなくなってきます。
業務用貝類の仕入れ・卸売・通販は食らぶ市場へ」などで、鮮魚を一匹買いすると、さまざまな料理にして全部を食べることができます。切り身で買ったら塩焼きや煮付けなどの料理法しか思いつかなかったものが、バリエーションが広がり、食卓を豪華にさせることができるのです。また、料理の仕方を工夫すれば、数日先の献立もできあがり、家事で忙しい中、献立に頭を悩ますようなこともなくなり、料理そのものが楽しくなります。たとえば、まず当日は半身を刺身にして食べ、次ぎの日は残りの半身を塩焼きにします。捌いて出たアラの部分は、冷凍にして残しておき、後日アラ煮にして食べます。こうして、全部をおいしく食べることができるのです。骨などをそのまま捨ててしまうのはもったいない話です。捌くときに骨周りに少し身を残しておけば、頭にも身がかなり残っているので、立派な一品料理になります。それに、カマの部分は最高においしいところで、店でも別売りされるくらいです。もはや、残り物といった感じではありません。しかも、骨からはおいしい出汁が出て、煮汁をそのまま冷やしておくと、翌日には煮凝りができるので、楽しみが一つ増えます。
魚を捌けないという人も多くなってきましたが、切り身でも買って料理する人はたくさんいます。魚料理のバリエーションを広げたくなれば、自ずと捌くことにも関心が湧いてくるはず。ただ、捌き方を学ぶ機会がなければ、なかなか手を出しにくいのも事実。しかし、最近では、インターネットの普及で、動画サイトでも捌き方を解説したものがたくさんあります。いろいろな魚の捌き方が、プロの手元を映しながら解説されているのです。何もそのためだけに料理教室に通わなくても、今では手軽に学ぶことができるのです。